債権回収を弁護士に依頼するメリット

　債権回収を弁護士に依頼するかどうかを迷っている方々は、すでに債務者に債務の履行を請求したにもかかわらず、なかなか履行がされない、逃げられているといったようなトラブルを抱えている方がほとんどでしょう。

　債権には消滅時効という概念があるため、早めに解決を図ったほうが良いと言えます。

　そこで、債権回収を弁護士に依頼するかどうかで迷っている方々の後押しとなるように、弁護士に依頼をするメリットについて多数解説をさせていただきます。

①素早い回収が見込める
　個人で催告書を作成したり、裁判所に申立てをすると書類の準備や作成などでかなりの時間がかかってしまう場合があります。
　専門家の弁護士に依頼をすることによって、上記の書類の準備や作成を即時に行うことができるほか、今まで自身で催告をしても弁済をしなかった相手が、弁護士からの催告書を見ることで即座に支払ったというような解決事例もあります。

②専門家の観点から状況に応じた適切な方法を用いることができる
　債権回収の方法としては、書面での請求、直接交渉での請求、法的手続きを利用した回収などさまざまな方法があります。
　個人でいきなり裁判などを起こしてしまうと、敗訴判決により1円も回収できなくなってしまう可能性もあるため、弁護士に相談をすることで、どのような方法を用いるか専門家の意見を聞いた方が良いといえるでしょう。

③相手方と直接接触する必要がなくなる
　弁護士に依頼をすることによって、弁護士が交渉等を行うこととなるため、依頼者の方は債務者と直接接触をする必要がありません。
　なかなか支払おうとしない相手に会いたくない、知り合いであったが気まずくなってしまったというような方もいらっしゃるため、弁護士に依頼をすることで、精神的な負担を減らして解決を目指すことができます。

④自分で請求するよりも回収できる確率が上がる
　自分で請求をしても、無視されてしまうことが多くなっていますが、弁護士に依頼をして、弁護士から何かしらの接触をすることによって、相手方に心理的なプレッシャーをかけることができます。
　相手方としても裁判になったり、財産を強制執行されたくないため、弁護士からの催促があった瞬間に、債務の弁済に応じるといった事例があります。

⑤回収が難しかった債権についても回収できる場合がある
　金額の少ない債権や、相手方がどこかに引っ越してしまい住所がわからないような場合には、債権回収を諦めてしまう方がいらっしゃいます。
　しかしながら弁護士に依頼をすることによって、状況によってはこのような債権を回収することができる場合があります。
　これは契約書や領収書などの金銭の貸し借りがあったという証拠となる資料が必要になりますが、まずは弁護士に相談をすることをおすすめいたします。

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